ノーリスクで年間利益100万円⁉ IPOの魅力とは
安全に100万円儲かる?
そんなウマい話あるもんか。
そう思っていた時期が私にもアリマシタ。
ところが、世の中にはうまい話もあるようで。
こればっかりは、やらない人は損をしていると断言できる。
下準備にいろいろと時間はかかるが、やってみるだけの価値はある。
IPOとは
安全に儲けられるというIPOとは一体どういうものなのか。
簡単に説明していく。
IPOって何の略?
IPOはInitial Public Offeringの略で、新規公開株式のこと。
ざっくり言うと、資金調達のために新たに株式を発行するよ、という話。
参考:IPO/新規公開株式│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
なぜ値上がりするの?
上場には様々な基準・審査があり、それらをクリアしなければならない。
すぐ経営が傾きそうなところを上場させるわけにはいかないのである。
上場を果たす企業には売上・利益が右肩上がりのところが多く、資金調達の理由も事業拡大等前向きなものが多数を占めている。
これからまだまだ成長していくことが見込まれるため、皆こぞって購入し値が上がっていくわけだ。
初値(上場後初めて売買が成立したときの値段)が申込時の数倍になることもザラ。
デメリット・注意点は?
ここまでは、イイ話しかしてきませんでしたが、ここらでマズい話もしておくとしよう。
なかなか手に入らない
先述のとおり、IPOはうまい話である。
みんな飛びつくため、当然ながら発行する株数より申込数が多くなる。
すると抽選になるのだが、当選率は平気で1%を割ってくる。
大きく値上がりしそうな銘柄ほど人気化するので、滅多に当たらない(笑)
口座をたくさん開設したり、株主優待で抽選回数を増やしたり、あの手この手で当選率を少しでも上げることが欠かせない。
この作業が面倒なので、デメリットと言えるだろう。
手間をかけてもなかなか当たらないので、嫌になってやめてしまう者もいるかもしれない。
値下がりし得る
話が違う? んああー仰らないで。
上場できる企業の中にも、値下がりするところはある。
しかし、上がる株、下がる株にはそれぞれ傾向があるので、ヤバそうな銘柄は容易に回避することができる。
では、どんな銘柄が下がるのか?
1.業種が不人気
業種によって、人気度がだいぶ変わる。
ここのところは「IT」が来ているようだ。
数倍になっているところも多く見られます。
一方「バイオ」は公募割れか、公募価格付近での初値となることが多い。
初心者は避けた方が無難である。
時期によって人気・不人気の業種が変わることもあるので、確認することが必要だ。
2.公開価格が低い
抽選への申込みが多いほど、公開価格(=当選者が購入するときの価額)が高くなる。
逆に、不人気であれば公開価格が低くなる。
公開価格が上限で決まらなかった銘柄は、かなり危険なので見送ったほうが無難である。
3.公開株数が多い
一般的に、公募株数が少ないと高騰し、多いとあまり値上がりしない。
ただ、1.業種や2.公開価格に問題がなければ、枚数についてはそこまで気にしなくてもよい。
枚数が多くても、JR九州や日本郵政等のように高騰する銘柄も少なくない。
まとめ
上記の内容を押さえておけば、損失を出すことはほぼ避けられるはずだ。
また、多くのブロガーさんが初値予想を公開されているので、そちらを参考にするのもよいだろう(他人任せ)。
また、なかなか当選せず心が折れそうになるかもしれない。
かくいう私も初めて当選するまで一年ほどかかってしまった。
そのときは大和証券でエクストリームに当選し、税引き前でおよそ40万円の利益をあげた。
上場日が12/25ということもあり、素敵なクリスマスプレゼントとなった。
桃鉄でサンタさんが物件をプレゼントしてくれたような気分である(笑)
資金が少ないうちは、複数の口座から申し込むことができず当選確率が上げられないが、徐々に貯金し資金を増やしていくことで、だんだん当たりやすくなってくるはずだ。
「お金の減らない宝くじ」と考え根気よく申し込みを続けることで、いつか当選の喜びを感じる日がくるだろう。
IPOは数少ない、安全に大きく儲けられるものである。
数百万、数千万円と資産が膨らんでくれば、IPOよりも他に時間を使ったほうがよいのかもしれないが、投資初期においてはこれを活用しない手はない。
うまく活用し、資産形成の一助としてほしい。
ではノシ
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